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水イボ
水イボとは
「水イボ」は、正式名称を「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といい、皮膚に伝染性軟属腫ウイルスが感染してできるイボです。最初は粟粒状の発疹ができ、しだいに大きくなって表面がツヤツヤしたやわらかいイボができます。放っておくと皮膚の表面で感染が広がり、徐々にイボの数が増えていきます。通常、痒みや痛みはありませんが、アトピー性皮膚炎のあるお子様の場合、湿疹と混ざってできることがあり、その場合は痒みを伴うこともあります。主に小学生以下の小児がかかりやすいといわれています。
治療
- ピンセットを用いての軟属腫摘除(保険適用)
- 専用のピンセットを用いて、水イボをひとつひとつ摘まみ取る方法です。少し痛みを伴いますが、最も確実な治療法です。お子様は局所麻酔のテープ(自費・330円 税込))をご購入いただき、治療前に貼ってからご来院していただきます。局所麻酔のテープを1時間ほど貼っておくことで痛みを軽減できます。
Q&A
- Q.水イボが治るまでプールは入れませんか?
- A.プールの水を介してうつることはありませんが、肌と肌の接触やウイルスの付着したタオルなどを介して感染します。心配であれば、避けておいたほうが無難でしょう。
- Q.水イボは必ず治療しないといけませんか?
- A.水イボは、体にウイルスに対する免疫ができると自然に治癒することもあります。ただ、免疫ができるまでの間は、他の部分に広がったり、他の人に感染させてしまうことがあります。またアトピー性皮膚炎などで肌の弱いお子さんの場合、水イボ周辺の皮膚が湿疹のようになり、痒みを伴うこともあります。このようなことが起こらないように、当院では早めの治療をおすすめしております。
- Q.どのようなスキンケアがおすすめですか?
- A.肌が乾燥していたり、アトピー性皮膚炎のあるお子さんは、皮膚のバリア機能が低下していて、水イボの感染リスクが高いので、肌が乾燥しないように保湿を行うことが大切です。普段から肌を清潔にし、しっかり保湿を行いましょう。
治療後のご注意
- ◎ お風呂のお湯などから感染することはありませんが、直接皮膚が触れ合うと感染することがあります。小さい兄弟がいらっしゃる場合は注意してください。タオルの共有はしないようにしてください。
ご予約・お問い合わせ
水イボの受診はご予約不要です。
ご不明な点があればお電話か予約フォームにてお問い合わせ下さい。