脂漏性角化症
脂漏性角化症とは
脂漏性角化症とは、30代ごろから出現し、加齢とともに増える良性腫瘍の一種です。別名「老人性イボ」や「老人性疣贅」とも呼ばれます。このイボはウイルス性ではなく、紫外線などによる肌老化が原因と考えられていて、角質が厚くなって膨らんだ状態です。顔面、頭部、前胸部、背部などに多く見られますが、手のひら、足の裏以外の皮膚であれば、全身どこにでも発生します。
治療
当院では、局所麻酔の注射をした状態で、炭酸ガスレーザーでの治療を行います。炭酸ガスレーザーでの治療は、皮膚を表面から均一に浅く削り取ることができるので、他の方法よりもきれいに治すことができ、一度の治療で除去できるのが特徴です。また、治療後の出血も少なく、治療時間も短時間で患者様にも負担の少ない治療です。
※基本的にはダーモスコピー(皮膚を見る拡大鏡)を用いた視診にて診断が可能ですが、大きさや性状によっては病理検査を行うこともあります。
治療の流れ
- 局所麻酔の注射をします。
- 炭酸ガスレーザーを用い、脂漏性角化症を削り取ります。
治療後は、看護師よりご自宅での処置方法や注意点について、ご説明をいたします。ご自宅での処置は、基本的に2週間程度、ご自宅でのテープの付け替えをしていただきますが、個人差がありますので治療後に詳しくご説明いたします。
料金
料金は大きさや個数、治療方法、検査などにより異なりますので、診察時にお尋ねください。
(治療方法やレーザー照射の範囲は医師の診断結果により決定します。お電話ではわかりかねますのでご了承ください)
Q&A
- Q.診察と同日に治療が可能ですか?
- A.可能です。予約も必要ありませんので、保険証を持ってご来院ください。
- Q.治療に痛みはありますか?
- A.局所麻酔の注射をするときにチクッとした痛みがありますが、その後の炭酸ガスレーザーのときに痛みはありません。局所麻酔の痛みが心配な方は極細針(オプション・1,100円 税込)もお選びいただけます。
- Q.レーザー治療後には来院が必要ですか?
- A.診察と同日に治療を行った場合は、1週間後と2週間後にご来院いただきます。(治療後の肌状態により多少前後することがあります)
治療後のご注意
- ◎ 次回ご来院いただくまでの2週間ほどは付け替えの処置を毎日行ってください。
- ◎ 処置した当日は出血しやすい状態ですので体を温める行為はお控えください。
ご予約・お問い合わせ
脂漏性角化症の受診はご予約不要です。
ご不明な点があればお電話か予約フォームにてお問い合わせ下さい。