陥入爪
陥入爪とは
陥入爪とは、爪の縁が周囲の皮膚に食い込んだ状態のことです。陥入爪は悪化すると細菌感染を起こすこともあるため、早めの治療が大切です。
原因
足に合っていない窮屈な靴を履いたり、深爪をすることが原因で、陥入爪が発症もしくは悪化します。また、巻き爪などにより変形した爪が皮膚に食い込む場合もあります。
症状
陥入爪は、はじめ無症状の場合が多いですが、次第に痛むようになり、特に圧迫が加わると激しく痛みます。炎症があるため、患部は赤くなり、熱を帯びることもあります。さらに、患部に細菌感染が起きると、安静にしていても痛んだり、赤み・腫れがひどくなり、膿が溜まることもあります。長く続くと肉芽腫(にくげしゅ)とよばれる腫瘍ができ、さらに治りにくくなりますので、早めの治療が大切です。
検査
- 細菌培養検査
- 綿棒で患部を拭い、細菌の有無・種類を特定する検査です。この検査により、原因菌は何か・原因菌に対して有効な薬は何かということがわかります。
治療
内服薬
- 抗生剤
- 細菌感染を抑える効果のある内服薬
- 消炎鎮痛剤
- 痛み止めの内服薬
外用薬
- 抗生剤
- 細菌感染を抑える効果のある塗り薬
陥入爪手術
患部に局所麻酔を行い、食い込んだ爪を取り除く手術です。
Q&A
- Q.陥入爪の手術後は、歩いて帰宅できますか?
- A.歩いて帰宅可能です。麻酔が効いているので手術後すぐは痛みもありません。ご自宅で痛みがある場合は、痛み止めの内服薬を飲むようにしてください。
- Q.陥入爪の手術後は、お風呂に入れますか?
- A.当日は水に濡らさないようにお願いしていますので、当日の入浴はできません。基本的には翌日より入浴可能ですが、個人差がありますので、ご来院時に説明いたします。
- Q.通院は必要ですか?
- A.陥入爪の手術をすると翌日に来院が必要です。その後は、傷の治りを早める近赤外線治療をおすすめしていますので、お時間のある場合はご来院ください。
治療後のご注意
- ◎ 手術当日は水に濡らさないようにしてください。
- ◎ 翌日にご来院していただき、創部を確認後ご自宅での処置をご説明させていただきます。
ご予約・お問い合わせ
陥入爪の受診はご予約不要です。
ご不明な点があればお電話か予約フォームにてお問い合わせ下さい。