多汗症
多汗症とは
体は、暑さや運動によって体温が上がりすぎることを防ぐために汗を出し、熱を発散するようにできています。その汗の量が体温調節に必要な通常の範囲を超えて、発汗が増加する症状を多汗症といいます。体質にもよりますが、気候や運動による温熱刺激の他にも精神的な緊張やストレスなども影響し、発汗の原因となります。特に手のひらや足の裏、脇の下など汗腺(汗を出す部分)が密集している部位は多汗症の症状があらわれやすく、日常生活に支障をきたす場合もあります。多くの方が悩まれている身近な症状ですので、お気軽にご相談ください。
治療
多汗症の治療は、範囲や症状に合わせて、医師が最適と判断した治療を行います。こちらでは、主な治療をご紹介いたします。
症状
塩化アルミニウム液自費
100㎖ 1500円 | 手のひらや足のうら、脇などの汗を抑える効果が非常に高く、多汗症の治療に多く用いられます。一般的に汗を抑える効果があるとされているミョウバンや重曹よりも効果が高いと言われていて、当院の患者様でも塩化アルミニウム液がない生活は考えられないという方が多くいらっしゃいます。塩化アルミニウム液を塗布すると、汗腺に働きかけて汗を生成しにくい状態にするとともに殺菌効果もあります。妊娠中や授乳中、未成年の方でも使用可能です。 |
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脇汗抑制治療 BTX自費
1回 40,000円 | 脇に注射をすることで過剰な汗の分泌を抑えることができます。効果は約半年持続します。 |
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プロ・バンサイン保険適用
アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制することにより、汗を抑える内服薬です。
Q&A
- Q.塩化アルミニウム液を塗り始めてからどのくらいで効果が出ますか?
- A.個人差はありますが、7~10日程度で効果を感じる方が多いです。
- Q.レーザー脱毛の後から脇の汗が出やすくなったと感じます。対処法はありますか?
- A.脱毛後に脇の汗が出やすくなったと感じる場合は、脇汗抑制注射(BTX)がおすすめです。
治療後のご注意
- ◎ 指示された処置を行いましょう。
- ◎ 発汗量を減らそうと水分を控えるのはやめましょう。
ご予約・お問い合わせ
多汗症の受診はご予約不要です。
ご不明な点があればお電話か予約フォームにてお問い合わせ下さい。